神奈川県藤沢市A様邸 太陽熱温水器設置 2021/07/25 神奈川県藤沢市 太陽熱温水器設置工事 藤沢市のA様より、自宅擁壁に降り注ぐ太陽エネルギーを、自宅で使用するお湯や、床暖房に活用したいとご要望を受け、今回の工事をお受けしました。屋根の上や地面への設置するケースが多いですが、コンクリートの擁壁にも設置可能です。 設置前擁壁 設置前擁壁 この場所に設置したいとA様に送ってもらった写真です。 設置イメージ ここら辺に設置ですかね~?と確認用に使った写真がこちら 配管設計図を作成 今回は自宅のお湯用にガス給湯器へ接続するだけでなく、床暖房のユニットも接続するので複雑です。 グリーンのラインで太陽熱から温められた「不凍液」がタンク内のお湯を作り、タンク内のお湯は生活用のお湯に使われます。 タンク内の温かいお湯が上方から蓄えられ、ブラウンのラインのT3の温度が床暖房から戻ってくるお湯よりも温かい場合はガス給湯器の床暖の入水口へとと流れる仕組みです。 床暖房に使われるお湯は60℃程度で、冬の太陽熱温水器の温度40が℃台なので、太陽熱温水器で温められたお湯がそのまま床暖房に使えることはないですが、常温の水から温めるのに比べるとエネルギー(ガス代)の節約になります。 設置工事 タンク設置 タンクを設置します。下には水平をとったコンクリート板を設置し、転倒防止のチェーンを取り付け。 配管の出入り口と、センサーの口がマーキングされています。 土台となる金具の固定 土台となるアルミニウムの骨格をボルトにて擁壁に固定します。A様の所有する土地のギリギリまで角度をつけました。 太陽の角度が低い冬の集熱効果が高い角度となっております。(笑) 真空管集熱器取り付け 今回は床暖房にも活用するということもあり、このセットで標準的な本数である30本よりも多い40本の設置としています。 コントロール盤 設置したセンサーから温度情報を取得し、各ポンプやバルブを制御するコントロール部分です。 風呂の給湯器の操作部の近くに設置しており、日々温度を確認できます。 この機種は温度の履歴をメモリに記録できる仕様のため、いずれA様にご協力いただき、年間を通しての水温記録もHPにてお知らせしたいとおもいます。 カーボンフリー、脱炭素の生活へ向け、太陽熱温水器の導入効果は高く、一般家庭へ太陽熱温水器を導入した場合、年間~6万円のエネルギー支出が減り、300~700㎏・CO2の削減※が見込まれます。 以上、太陽熱温水器の設置や交換を検討しておられる場合は、是非ふるあっぷにお問い合わせください。 ※(出典)一般社団法人ソーラーシステム振興協会 ソーラーシステムデータブック(2020)より都市ガス、LPガス、灯油と比較 太陽熱温水器