埼玉県認定NPO法人 森のECHICA花の森こども園様 太陽熱温水器導入

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埼玉県認定NPO法人 森のECHICA花の森こども園様 太陽熱温水器導入

2021/08/08

認定NPO法人 森のECHICA 花の森こども園様 太陽熱温水器導入

神奈川から埼玉県長瀞市への工事遠征

今回は埼玉県秩父市にある認定NPO法人森のECHICA 花の森こども園様への太陽熱温水器導入について紹介します。
花の森こども園さんは2008年に設立された、自然の中で子どもたちが伸び伸びと過ごす「自然保育」を実践する保育園であり、県を跨いで子供を預ける親御さんもいらっしゃるほどの高い評判の保育園です。
2021年4月より「認定こども園」としてOPENした新園舎ですが、幼児期からの環境教育を主眼にしたこども園ということで、給湯器も化石燃料に頼らないシステムを探されており、今回の太陽熱温水器の導入に至ったとのことです。

園庭の様子

森のECHICA園庭

新園舎の子供が遊ぶ庭には、自然豊かな林がありとても良い雰囲気。

子供たちは泥んこになりながら、自然と触れ合いながら学ぶ環境が整っています。

薪がありますね・・・

庭に置かれているこの薪は、園舎内の暖炉で活用されます。

園舎の建材にも秩父産、埼玉県産の木材が使用されており、地産地消が実践されており、深く感銘を受けました。

設置工事

屋根の上の設置工事

トタン屋根の上に設置する工事ですが、屋根に穴をあけない金具を用いています。

工事月は1月だったのですが、まさかの雪景色。予想外のことが起こるものですね。

この後、タンクをロープで屋根の上まで引き上げて設置します。

集熱器設置完了

集熱部の設置完了しました。

埼玉でも標高が高いエリアは、冬に水道管が凍結するので、こちらには管に巻き付ける形でヒーターを設置しました。

後日談

さて工事自体は雪の積もった中での工事も比較的スムーズに完了しましたが、設置後、温まりすぎがお湯が沸騰し屋根から降ってくるという現象でお問い合わせをいただきました。
温まったお湯が100度を超えると、自動的に弁が開きお湯を逃がすこの動作は、温水器の正常な機能なのですが、これは、園での温水使用量が一般家庭と比べて(お風呂を使用しない分)少ないから起こる現象なのです。
設備自体の集熱効果が高いことも理由としてありますが、自然エネルギーはコントロールしにくい部分も含め、人間の方が上手く付き合っていく必要性を改めて教えていただきました。
お湯を有効に使うアイディアも含めて今後提案できるようにしてまいります。森のECHICA 花の森こども園さん、今後ともよろしくお願いいたします!