注文住宅S様邸 新築工事 棟上工事開始

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注文住宅S様邸 新築工事 棟上工事開始

2020/06/03

棟上工事開始

設計上の建物が、一気に具体化する最も変化を感じられる工程です

棟上工事

在来工法で強い構造を造る

柱、梁の組み上げ

木造住宅の建築方法には大きく分けて「在来工法」と「パネル工法」と2種類ありますが、今回は、壁や間取りの自由度が高い在来工法です。工法の細かい話は別の機会に。。。

大工さんにも大勢来ていただき、設計図に沿い、柱や壁、梁などを一気に組み上げていきます。

地震大国の日本ではこの工程での補強の重要性が増しています。

めり込み防止プレート

住宅の強度を長期間保つため「めり込み防止プレート」を各所に配置します。 柱はホゾミゾ構造で横架材に接合しますが、プレートなしで組み上げる工法では、災害や経年劣化により、建物の荷重でめり込んでしまい、強度が落ちてしまうことがあります。 永く安心して住める強い家は、見えないところの構造が重要です。

筋交い金物

壁材に斜めに配置されている、「筋交い」という木材も補強金物で固定します。補強の無い筋交いは一対角線に配置するため、木材が押しつぶされる方向には強く、引っ張られる方向には弱いという特徴があります。引張強度を上げるために金具での補強が重要です。

短冊金物

2階の横架材と柱も、短冊金物で補強します。これも、接合部の引張強度を上げるために重要な役割を担っています。

先の熊本地震でも1回目の地震で筋交いや柱が抜け、2回目で倒壊してしまった住宅も多く、それ以降補強・接合金物の重要性が増しています。

車3台収容 ビルトインガレージ

ビルトインガレージ

立面図

今回は、3階建ての1階部に3台の車が入るビルトインガレージを設計しました。

1階部の一面が、壁で構造強度を補完できない大きな開口部がある構造の為、柱には工夫が必要です。

フロッキン狭小壁

柱部

幅50センチ未満で、十分な強度をもつ「フロッキン狭小壁」は、広大な土地の無い都市型の戸建て住宅の要求にマッチする構造です。

棟上工事

全体像

棟上工事 1階部

1階部分ができてきました。

棟上げ工事 2階部分

地面から少し高くなり、景色も徐々に良くなってきました。

棟上工事 3階部

街並みと、地平線のようなものが見えてきましたね。

棟上工事 屋上バルコニー

ここがオーナーこだわりの4階バルコニー階です。さすがに景色が良いですね~。

次回は完成に近い画をご紹介します。